第3話 にぶんのいち
「お前はどんなんがタイプなんだよ?」
数秒の間。
「君は?」
「パティ」
「ふぅん・・・僕もパティ好きだけどね」
「そうゆう親友だからって意味じゃなくて、女性として、だ」
「うん」
「意味わかってる?」
「アンダースタンド」
「ああ、はいはい」
「いつか告白するの?」
「そうだな。機会があったら、今日にでも」
「パティ、今、会場のどこらへんかな?」
「あっ。私の優しい殿方たち、もう来てたのねっ」
陽光のような美を持つパティは、シックなドレスを着ていた。
コツコツとハイヒールを鳴らして、足早に近づいてくる。
ー第3話ー
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