白魔女さつきの宴のレシピ

ファンタジックなものをおもに投稿したいと思っています。西洋風か和風のファンタジーどちらにしようか迷ったのですが、もしかしたら両方を投稿します。

ゴースト・マリー

古い音だしてきしむ床にはったホコリ


部屋のすみにはクモの巣はってる


蜂蜜壺に片手入れて

かきまわしたような脳内


探し回った西洋書の中の知識


いつの間にか床に落ちて

風がページをペラペラめくる



誰が開けた?

両開きの窓・・・

さっきまでは閉まってた



少し行儀が悪いけど、

机の上に座ってみるよ



「ヘイ、ベビ」



そう、現れた 美しきゴースト・マリー


宝物はどこにある?


ひとりでさびしくないの?


髪飾りが素敵だね



とって喰ったりしないからさ、

さぁ、近くにおいで・・・



なぜに泣くんだベイビー?

よかったらお茶しない?



宝物は髪飾り

手に入れたその髪飾り


闇に流したその金をさて何に使おうか?



そうだマリー

いいアイディアがあるよ



新しい墓標がひとつ 花畑の中



「ここに、マリー眠る」







ー怪盗花猫二世ー