白魔女さつきの宴のレシピ

ファンタジックなものをおもに投稿したいと思っています。西洋風か和風のファンタジーどちらにしようか迷ったのですが、もしかしたら両方を投稿します。

ジブリールの鐘

死んだら星になるって聞くけれど、

バラバラに砕けた僕の心は

先に夜空へと散って、

星座にでもなるのか


君のバースデーなら、星は煌めく

あるがまま祝福できると思うんだ


歌いたくなる風が吹いてるから

まだ僕は何かを愛してる


人の夢は儚いと書くけれど

それでも心に花は咲いていく

言の葉にかわる

その散りゆく花弁にも価値があるんだ


雨降るためにいつか必要な

払いたいのはどんな曇りなんだろう


空にかかった不落の階段

踏みしめて登るのは、誰なんだろう

真珠色の雲さえ

恥じていなくなるような青空

その白よりも白く見える彼女のうれい

手に持つ白百合のブーケより

その過去のような真っ白なドレスより

かすめる天国の門の花嫁は

何者よりも

幻か荘厳に見えた


祝福のはずの鐘の音が

聞こえてきそうで

だとしたら最後でいいと思った


鐘を鳴らすのか


ジブリールの角笛の代わりに






ー☆ー