エルフがひとり、川沿いの岩田に座り、読書をしている。 時間は昼前で、 その日の天気は陽光が優しかった。 「腹が減ってきたぞ」 エルフの側に飛んできた妖精は男の子で、四季の葉の色に変化する特別製の服を着ています。 「・・・ん?」 「だから、腹が減ってきたぞっ」 「あれは、なんだ?」 よくよく見てみる... 続きをみる
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酒に酔って船から落ち、 海流に流されて 気がついたら、 洞窟につながる砂浜に倒れていた。 可憐な歌声がするので、 洞窟の奥に進んでみると、 おそろしいほど澄んだ大きな水溜まり。 脈が透った魚の尾が水面を叩いた。 足元に上半身を見せたそれは、人魚。 濡れた髪の毛をかきあげ、 少しほほえむ。 「言葉通... 続きをみる