プロポーズをしたいから、その場に居合わせてくれと兄に言われたので、レアンをピクニックに誘った。 それはそれは冴えた青空に、涼しげに流れていく雲、風は肌に心地よく、レアンの手作りお弁当は心底美味しい。 そんな中、緊張しているのか兄はむっつりしてる気がする。 なんとかレアンに話しかけて時間をとっている... 続きをみる
ラブリーのブログ記事
ラブリー(ムラゴンブログ全体)-
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敷地内の庭にゴツゴツした白い岩田があって、そこに兄こと新米魔法使いのオフィリスアと幼馴染み美女レアンが、秘密基地だけど立派になってきたから見せてあげると、庭を案内された。 植物のツタが張る橋を渡り、目的地にあったのは、枝垂れ梅。 「すごーい、なにこれ?」 「「しだれうめ」」 兄が、君の生まれた日に... 続きをみる
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分厚い海老茶色の本を開いて、そこに水差しで綺麗な水をやる。すると本の花が咲いた。花はぶるぶるとふるえ、余分な水滴をあたりに散らした。 ほ~、とお弁当を届けに来ていた妹が、関心する。 魔法使いの新米である俺は、成功したかもしれない、とぼやく。 本の中から花をすくいつむと、水の花は弾けてしまった。 ん... 続きをみる
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魔法使いの兄がはなれに住んでから、妹である私は時々お弁当を届けに行く。 うららかな気候な里であるが、その場所は別段太陽の光のあたりかたが優しい気がする場所だ。 兄はほうっておくと、家の軒先にはえるキノコを虫メガネで観察して「食べれるかもしれない」と言い出すので、私がお弁当を届けることになる。 北陸... 続きをみる
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魔法の森のとある場所に、 妖精がたどりつきました。 「黄色い丘だぁ~」 丘一面に、たんぽぽが咲いています。 食料調達係の妖精は、 たんぽぽを色んな方向から見たり、 匂いをかいだりしてみます。 「こりゃ、食べれるものだな」 葉っぱをサラダやおひたしに。 黄色い花は、洗って食用飾りに。 新しい味に、み... 続きをみる
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猫を拝む街ヴィヴィアンの、帽子屋。 そこに黒猫が一匹、 開いている玄関口から店へ通り抜けた。 対応したのは 店員の妖精。 黒猫が言った。 「注文の品を取りに来た」 「うかがってる、スよ~。 お金は先にもらっています~」 注文の品は、小さな三角帽子。 先が少しひしゃげていて、 つばの部分には切り込... 続きをみる