「お前はどんなんがタイプなんだよ?」 数秒の間。 「君は?」 「パティ」 「ふぅん・・・僕もパティ好きだけどね」 「そうゆう親友だからって意味じゃなくて、女性として、だ」 「うん」 「意味わかってる?」 「アンダースタンド」 「ああ、はいはい」 「いつか告白するの?」 「そうだな。機会があったら、... 続きをみる
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学校の音楽室。 アワはひとり、ヴァイオリンを弾いている。 そこに、手のりサイズのコアラみたいな小悪魔コアガがやって来る。 次元がゆがみ、そこから巻き角を頭に持った美少女が現れる。 「ここかぁ~♪」 アワの腕前に、聞き入りはじめた美少女は、背中の羽根を広げた。 コアガの耳の羽は悪魔のものだが、美しく... 続きをみる
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「そう言えば一人娘・・・」 きょとんとしていた女は 少し目を見開くと、 複雑そうに 顔を伏せた。 「そうです・・・」 「俺は呉服屋の後継ぎです」 「私も、実は家の後継ぎなのです」 ドン、と一番最後の 大きな花火が上がった音の余韻。 ふたりは線香花火の 橙色の火花を見つめている。 「... 続きをみる
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